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水の量を多めに柔軟剤を使わずに洗ってください
タオルの吸水性を維持するために柔軟剤を使わず洗うことが大事です。柔軟剤を使用すると糸がコーティングされた状態になるため滑りが良くなり、その結果柔らかく感じるのですが、そのぶん吸水性を損なってしまいます。
ただ、綿は天然繊維ですので洗濯5~6回に1回程度の割合で柔軟剤を少し入れてあげると糸自体の柔らかさが戻ります。綿にはもともと蝋質、油分、ペクチンといった成分が含まれており、洗濯を繰り返すことでそれらが少しずつなくなって糸がパサパサになっていきます。それを補うための柔軟剤と考えてください。
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水の量を多めにして洗ってください
水の中で洗濯物が大きく動くことで溶け出した汚れがしっかりと洗い流されます。水が少ないと洗濯物が大きく動けず、水の中で他の洗濯物と擦れあい生地が傷んでしまいます。洗濯の際は、ゆったりと大きく動くことができるくらいの水の量で洗うのが理想的です。
すすぎの際も十分な水の量が必要です。水が少ないと洗剤で溶かしだされた汚れをしっかりとすすぎ落とすことができません。タオルは水分を良く吸うため、汚れた水も吸収しやすいのでそれをしっかりとすすぎ落とすことが大切です。
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脱水後はすぐに取り出しパイルを立たせましょう
脱水は遠心力で洗濯物から水分を飛ばす際、かなり強い力で洗濯物が洗濯槽に押さえつけられるので柔らかいタオルのパイルはつぶれてしまいます。
なので、脱水後にタオルを広げ両端を持ってパタパタと振ってください。そして反対側の端を持ってまたパタパタと振ってみてください。そうするとつぶれていたパイルが立ち、乾きも早く柔らかいタオルを維持できます。
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日陰の風通しのよい場所に干してください
陽当りの良い場所に干すと早く乾き日光消毒と思いがちですが、天然繊維である綿は直射日光を当てることで傷んでしまいます。
なので、できれば日陰の風通しの良い場所に干すことをおすすめします。
また、タンブラー式の乾燥機を使えば、タオルがぐるぐる動いている間にパイルが起き、吸水性が良く、柔らかいタオルに仕上がります。
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ちょっとした工夫でフワフワ感が持続します
何かに引っ掛けて抜けてしまったパイルは、よく切れるハサミで横のパイルの長さにあわせて切ってください。
抜けた部分を切れば、他の部分まで伝線して抜けていくことはありません。切らずにそのまま放置してしまうと他の洗濯物に引っ掛けて一層パイル抜けがひどくなります。
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洗濯するまでの間は広げて干しておいてください
手や身体を拭いた後のタオルも洗濯するまでの間、広げて干しておくと臭いの発生源である雑菌の繁殖を抑えることができます。
手を拭いた後のタオル・ハンカチなどは、ペットボトルや机の上のペン立てに掛けておくと、次に使うときもフワフワのタオルで手を拭くことができ、とっても気持ちが良いです。使った後は両端を持ってパタパタと振ってパイルを起こすことも忘れずに!